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アトピーとヨガ

こんにちは。立秋を迎え、暑い中にも秋の訪れを感じ始める季節となりましたね。

 

私は夏が一番好きで、毎年クーラー無しで汗をだらだらかいて過ごしてきましたが、今年は違いました。

 

今年の初め頃から酷くなってきたアトピーが、顔から首、腕に広がり、汗をかくと痒さが増すので、ずっとクーラーを入れっぱなしです。

 

幼少期のころから、鼻炎や、肘や膝の内側の湿疹など、アレルギーを持っていました。25歳ごろ、環境の変化やストレスなどから全身に酷いアトピーの症状が出て、いったんはステロイドを塗ったものの、さらにリバウンドでもっと酷い状態になってしまいました。たまたま出会った方がホメオパシーのことを教えてくれて、ホメオパシーの考え方がとても腑に落ちたので、それ以降薬は一切飲んだり塗ったりしていません。その方は今でも親友です。

 

あの頃は、仕事がダンスだったので、できるだけ肌を見せないように服で覆っていましたが、汗をかいて痒くて本当に辛かったです。

 

その頃ヨガに出会います。ヨガのクラスの最中も、痒いのですが、深い呼吸とじっくりポーズを深めていく初めての体験に、高ぶっていた交感神経がすこしずつ鎮められていきました。ヨガマットの上では、自分自身と向き合う時間。肌の醜さや、惨めさも、ヨガを行っている最中は忘れられた気がします。

 

そして、16年経って、再び皮膚からのデトックス。今回は、上半身だけなのが救いですが、この痒いという症状は、本当に、経験してみないと分からない辛さです。体の奥深くから、マグマのように湧き出てくる強烈な痒みで、ぐっすり眠ることも出来ず、何をやっても集中できず、掻き壊して血は出るし、見た目も酷くて悲しくなります。何より、顔に出るのが辛いですよね。

 

でも、薬を塗ろうとは全く思いません。体が要らないものを出したくて、頑張って皮膚から出してくれているときに、不自然な流れで蓋をするのはしっくりこないのです。起こっていることはすべて必然、そして必要だから起こること。夜が来れば、必ず朝が来るように、一生この状態と言うことはありえません。出ているものは抑えるのではなく、出し切ることで良くなっていくと確信しています。

 

今は、食べ物や生活環境、そして自分の外したい思い込みやエゴなど内面のデトックス、色々な側面から自分を見つめ直す大切な時間なのだと思っています。アトピーで苦しんでいる時は、何もしたくない、動きたくない、やる気が起こらない、自分に劣等感を感じてしまう、人と距離を起きたくなる、等、メンタル面でもマイナスなことがたくさん起こります。でもそんな状態だからこそ気づけることもあります。苦しんだからこそ分かる、人の痛みがあります。

 

ヨガはアトピーの方の、痒みからくるストレスを和らげてくれます。自律神経が整い、巡りが良くなります。そして、エアリアルヨガは、そこまでだらだら汗をかくことがないので、汗で痒さが増すこともありません。布が助けてくれて、身を委ねることで心身が深く解放されていきます。リラックスする時間、心と体の休息が何より大切です。自分で頑張らなくていい、優しいヨガです。何より空中での無重力状態は、他では味わえない心地よさです。

 

もし、アトピーに苦しんでいる方がいたら、男女問わず是非体験してみてください。お話しするだけでも、気持ちは軽くなります。25歳の時、私がヨガに助けられたように、誰かの辛さや苦しみが、少しでも軽減されたら良いなと思って書きました。

 

今のデトックスについても、また変化と共にご報告したいと思います。

 

暑い日が続きますが、皆様どうぞお身体ご自愛下さいね。そして、暑い中スタジオに足を運んで下さる会員の皆様、ありがとうございます♡