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親友との別れ

大切な大好きな親友Kちゃんが、昨日1月30日、天国へ旅立っていきました。

 

Kちゃんと出逢ったのは、2011年。当時私は、広尾の、アシュタンガヨガの早朝マイソールクラスに毎日通っていたのですが、そこでいつも一緒になる女性でした。長い黒髪と知的な美しさを持つ彼女は、なんとなく人を惹きつけるものがありました。

 

夏に、インドカレー屋でマイソールクラスの懇親会があり、たまたま隣の席に座っていたのが、Kちゃんでした。

 

そしてたまたま、二人揃ってオレンジの服を着ていたのでそれをきっかけに話しかけて、意気投合。

 

(たまたま、とは、魂と魂がくっついたときに起こることだと、つい昨日尊敬する方が仰っていました。)

 

ある朝、Kちゃんとヨガクラスの後お茶をしていたときに、病気の発覚を告げられたことを、いまでもはっきりと覚えています。そしてそれからこの8年間、Kちゃんは何度も辛い手術を乗り越えて、本当に不屈の精神で愚痴一つこぼさず、病気と向き合ってきました。

 

彼女はとても頭が良く、仕事が出来る女性で、聖母マリア様のような深い慈悲の心を持っていました。純粋で、人のために労力をいとわない、本当に尊敬できる心の友でした。

 

英語がとても堪能で、外資系の会社で活躍し、華やかでセンス抜群のファッション。NewYorkが大好きで、クリスマスが大好きで、アフタヌーンティーが大好きで、ゴールドが似合うゴージャスな女性でした。私にはないものをたくさん持っていて、いつも会う度に刺激を受けていました。

 

病気が発覚してから、仕事を辞めた後は、着付けのお教室で資格を取り、看板を得たり、哲学を学びたい、もっと勉強をしたいと通信制の大学に入学したり、健康で何でも出来るはずの私より遙かに底知れぬパワーで、熱意を持ってやりたいことをやりきっていました。

 

彼女は、私の一つ年下でしたが、精神的にとても大人で、相談事をすると、常に冷静な深い愛の伴うアドバイスをくれました。同時に、私のことを、同じように、精神的にとても高く尊敬できる女性だといつも言ってくれていました。実際は彼女の足元にも及びませんが、私をまるごと認めて愛してくれていた彼女の存在は、常に私の心の支えでした。

 

人望も厚く、すべての人に細やかな気配りと愛情を注ぐことができる彼女を皆慕っていました。ご両親、旦那様、ご家族の心情を想うと、本当に胸が痛いです。

 

LapityをOpenするにあたっても、たくさんのアドバイス、応援をくれました。Lapityのロゴマークは、彼女が紹介してくれた素晴らしい才能あるデザイナーに作ってもらったので、彼女のおかげでできたものです。

 

彼女の闘病ブログは、その真摯に病気と向き合う姿、力強い勇気、正直に想いを綴った文章、たくさんの文献を読み病気について勉強し、彼女の文才で分かりやすくまとめた知的な内容で、多くの方の支持を得て、同じ病気と闘う方々の励みとなっていました。彼女のブログを読み、感銘を受けて、是非お会いしたいと彼女を訪ねてきた方もいたそうです。 https://ameblo.jp/kumy1229/

 

ヨガが結びつけてくれた、大切な繋がり。もう会えないということが、まだ信じられませんが、物体は消えても、Kちゃんはずっとずっと心の中で生き続けます。彼女がやりたくてもできなかったこと、彼女の分まで、命を燃やして生きたいと強く想いました。

 

近々、告別式に参列する予定です。その日はスタジオがお休みとなりますが、ご了承ください。

 

普段何気なく会える方も、いつお別れになるかわかりません。こうしておけばよかった、こんなことを伝えておけばよかった、後になって後悔することはたくさんあります。常日頃から、愛と感謝を伝えていきたいと、改めて感じました。

 

すべての出逢いは必然です。このスタジオを通して出逢って下さった皆様にも、感謝の気持ちでいっぱいです。