
乗り物酔いをしやすい方は、ハンモックの揺れが気持ち悪いと感じることがあります。
乗り物による不規則な加速や減速、発車、停車の繰り返し、右・左折や曲がりくねった道などによる前後左右上下への揺れが過度に生じると、脳への情報が過剰になったり、耳と目のそれぞれから脳に送られる情報のズレにより脳が情報を処理しきれなくなり、自律神経が乱れ、冷や汗、顔面蒼白、胃の不快感、吐き気などの症状をもたらすそうです。
耳の中にある、平衡感覚を司る三半規管が弱い方は、以下のことを頭に置いて、エアリアルヨガを楽しんでくださいね。
エアリアルヨガは、宙に浮く乗り物のようなものです。逆さまになると、前後左右、上下の感覚が普段と違うため、初めての方は戸惑う方もいらっしゃいます。逆さまのポーズでは、手で床を押すと危ないので絶対に押さないでください、とお伝えしていますが、戸惑ってしまい手で押しながら慌てて動くと、先ほどの揺れが過剰に生じる状態になり、酔いやすくなってしまいます。慌てず、深い呼吸でリラックスしていきましょう。
布の中に包まれながら動くときも、慌てて動くと揺れが大きくなるので、地上で動作するときの3倍くらいの速度でゆっくり動くようにしていきます。
逆さまのポーズに入るときも、布に上ったり足を入れ替えるときも、慣れてきたらできるだけ布が揺れないように、体幹でコントロールしながら行うように意識します。どんどん慣れていくと、脱力するところは脱力しながら体の奥の方の筋肉を使えてくるので、揺れなくなります。布の揺れは、インナーマッスルを使えているかの目安になります♡
三半規管は鍛えることができます。逆さまのポーズも確実に慣れますのでご安心ください。クラス中に体調が悪くなった場合は決して無理をせず、申し出てくださいね。食事はできるだけ2時間前には済ませておきましょう。胃に食べ物が入っていると、やはり逆さまは気持ち悪くなります。
エアリアルヨガの体験をしてみて、もちろん合わないなという方もいらっしゃると思います。ご自分に合った、ワクワク楽しくなるような運動を選んで、運を動かしていきましょう。